今週と今後の主要仮想通貨の動き9/16~9/21

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テックビューロハッキング被害、BTC価格一時68万台まで落ちるも反転し上昇傾向へ


出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

大手仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社が受けたハッキング被害が本日最も大きなニュースとなりました。ビットコイン価格はハッキング被害が発表された深夜、68万円台まで値を落としましたがその後反転しています。

先週の上昇相場を経て、ビットコインは16日~17日に天井に達してレンジ相場へ移行していきました。しかしその矢先、17日深夜よりビットコイン価格は暴落、最安69万5000円を付けます。

この暴落はテックビューロ社が17日夕方の同タイミングで発表したZaifサーバー障害に起因するものだと考えられます。その後テックビューロ社によるサーバー復旧の発表があった18日午前頃より価格は上昇し始め、19日深夜まで70万5000円~71万5000円のレンジで堅調に推移します。

事件はその夜、深夜3時ごろに起きました。

テックビューロ社によりZaif取引所からビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインのハッキングが発生した旨が発表されビットコイン価格は68万円台にまで暴落します。しかしビットコイン価格は直後に反転し、上昇相場となっており、21日現在は74万円前後で推移しています。

それでは今週の主要なニュースを振り返っていきましょう。

Zaif取引所ハッキング被害、仮想通貨67億円相当流出

大手国内仮想通貨取引所Zaifを運営するテックビューロ社は20日の深夜3時頃、ハッキング被害によって67億円相当の仮想通貨が流出した旨を発表しました。

【速報】仮想通貨取引所Zaifがハッキング被害でBTCなど67億円流出、フィスコが株式を過半数取得・50億円支援へ

流出した仮想通貨はビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインの3種で、被害額のうち約45億円が顧客の資産との事。テックビューロは今後提携会社の株式会社フィスコなどから資金面での支援を受け、顧客資産を補填するとしています。

今回の暴落を受けた直後、ビットコイン価格は68万円台まで暴落しています。

深夜ということもあり起きていた人も少なかったためか、ロングスクイーズ ※1が起きて連鎖的に損切りが起きたものと見ています。この下落によって朝起きたらロスカットされていた、という方も少なくないのではないでしょうか。

しかしその後すぐにビットコイン価格は反転し上昇傾向を見せています。発表が深夜であったことから投げ売りは思ったほどは行われず、反転圧力の方が上回ったと考えられます。日中や夕方時間帯の発表ではこうはいかず、より大規模な下落となったでしょう。

またビットコインキャッシュやモナコインに関してはほとんど暴落が起きていません。

特にモナコインは日本人による保有者が多いこともあり、日本時間で深夜帯の発表に反応が薄かったのでは、と見ています。テックビューロ社が深夜時間帯に発表したことに関しては賛否両論ありますが、この時間の発表だったからこそ大暴落は免れたのではないでしょうか。

とは言えこの事件によりビットコイン、アルトコイン総じて地合いは非常に不安定となっているため、相場の急変に警戒してトレードしていきましょう。

※1ロングスクイーズ:
価格が下落した際に、連鎖的にロングポジションがクローズされることによって急激に価格が暴落していくことです。

※ロングポジション
ロングポジションは、「ロング」や「買いポジション」とも呼ばれ、マーケット取引において、買い持ちのポジションのことをいいます。

リップル急騰、最大57円を記録

仮想通貨ニュースがZaifのハッキング一色となっている最中、長らく低調な相場だったリップルが急騰、約2ヶ月ぶりとなる57円を記録しました。暴騰は2回に分けて起き、9/19に38円まで上昇、9/21に57円まで上昇しました。

リップルの急騰には複数の要因がタイミング良く重なったことによると考えられます。

1つ目の要因としては、9月17日にリップル社でアジア太平洋地域規制対応責任者を務めるSarbhai 氏が、xRapidの商業普及が近くなっていると述べていることです。

ついに仮想通貨XRPの本格始動か?約1ヶ月でのxRapidの商業普及化をリップル社Sarbhai氏が示唆

xRapidとはリップルを用いた送金システムで、支払いにかかる流動性コストを最小限まで抑えることのできる技術。17日のCNBCによるインタビューではxRapidの商業利用が1ヶ月以内に本格開始することが示唆されています。

今回の発表がリップルの価格がここまで上がる最も大きな要因になったと考えています。1ヶ月後の本格開始が改めて発表されるタイミングでは今回以上に価格が望楼することが予想されるため、1ヶ月後に向け今からリップルを保持しておくのも一つの手です。

2つ目の要因として、市場のSWELL2018への期待感があると考えられます。

SWELLは10/1、10/2に開催されるリップル社のカンファレンスで、今年はクリントン元大統領が参加することが決定しています。SWELL2018にて何かしらの発表がされる可能性もあり、リップルホルダーからの期待が高まっています。

3つ目の要因として、テクニカル分析の結果が考えられます。

6月以降はずっと下落を続けていたリップルですが、9/16にこれまでのトレンドラインに接触してレンジ相場へと移りました。その後長期トレンドラインを短期トレンドラインが上抜けて9/19にはゴールデンクロス※2を形成、急上昇へのきっかけとなりました。

価格の上昇が伸び続けた要因は1つ目の要因であるxRapidの実用化が大きいものの、上昇のきっかけを作ったのはテクニカル分析であると考えています。

※2ゴールデンクロス:
テクニカル指標の基本となる、時間単位の移動平均をつないで線で示した指標「移動平均線」を利用した上昇サイン。長期移動平均線が短期移動平均線を上抜けすることによって形成され、上昇トレンドへの変化をを示唆している。

先週のビットコイン予想振り返り

「際立った悪材料がなければビットコイン価格は上昇トレンドで伸びる」との見解を先週述べたものの、Zaifハッキングという最悪の材料が出てきてしまいビットコイン価格は一時暴落しました。しかし無事反転したことにより結果的に上昇相場となっています。

他のアルトコインに関しては概ね予想通り推移していますが、市場そのものが不安定な状態にあるので引き続き警戒が必要です。

今後の仮想通貨の値動き予想

結果的に上昇傾向にあるビットコインで、21日現在順調に高値を更新している状況です。多少のブレはあるものの、73万円付近には一目均衡表※3の分厚い雲を形成しつつあり、すぐに70万円未満まで落ちることはなさそうです。

しかしZaifハッキング事件により市場自体が不安定でテクニカル分析だけでは語れない部分があるのも事実。急落が起きる可能性も十分に考えられるので証拠金管理には普段以上に気をつけてトレードする必要がありそうです。

来週は品川でブロックチェーンサミットが開催されます。
https://summit.teamz.co.jp/ja/

Bitcoin.comのCEOであるロジャー・バー氏やブロックチェーンに関する主要な人物が多く登壇されるため、相場に影響するような発表が何かしらあるかもしれません。

また30日(日)にはビットコインETFの承認可否が判断されるので引き続き注目していきましょう。

※3一目均衡表:
相場変動のタイミングを表すテクニカル指標の一つ。最大の特徴は2本の線で囲まれた「雲」という価格帯で、この雲が価格上昇/下落を妨げる抵抗帯として作用する。雲は厚いほど抜けることが難しい。

各銘柄の動き

ビットコイン(BTC)

出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

Zaifハッキングが起きた日に関しても出来高は非常に少なく、いかに市場で反応がすくなかったかがよくわかります。依然としてビットコインの価格の前方にはレンジ幅75万円~80万円の分厚い雲が立ち込めており、来週中にこれを抜けるのは厳しそうです。

今月末にはビットコインETF承認の是非も判明するのでその結果にも注目して行きましょう。

ビットコインキャッシュ(BCH)

出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

Zaifハッキングの影響をほとんど受けなかったビットコインキャッシュですが、ビットコインに追従する形で上昇傾向となっています。しかしアルトコイン全般に言えることではあるものの地合いが悪く、何かきっかけがあれば急落する可能性も高いです。

トレードする場合はショートをメインにした方が安全であると見ています。

イーサリアム(ETH)

出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

イーサリアムは先週の時点で下げ止まっており、レンジ相場を形成しつつあります。21日時点ではやや上昇傾向を見せているイーサリアムですが2,500円付近にはレジスタンスライン※4があり、ここを上抜けられるかが鍵となってくるでしょう。

ライトコイン(LTC)

出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

レンジ相場で推移しているライトコインですが、7,000円の壁を超えることは難しそうです。ここ数週間ライトコインは出来高の変動が激しいため、急落には他のアルトコインと比較しても敏感に反応しそうです。

ショートポジション※を基本としてトレードする方が安全と言えます。

※ショートポジション
ショートポジションは、「ショート」や「売りポジション」とも呼ばれ、マーケット取引において、売り持ちのポジションのことをいいます。これは、運用において、売りの持ち高を取っている状態であり、また「売り持ち高」が「買い持ち高」を上回っている状態を指し、通常、外国為替取引や信用取引、先物取引、オプション取引、商品先物取引(コモディティ)などでよく使われます。

リップル(XRP)

出典:本田圭佑のCMで話題のBitPoint(ビットポイント)

先日の高騰により形成していた一目均衡表の雲を一気に抜け出しました。今後はこの雲が抵抗線として作用すると考えられ、しばらく40円台を下回ることはなさそうです。短期的には調整下げが入る可能性もありますが、リップルに関しては好材料も多いため長期的には上昇トレンドとなることが予想されます。

 
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クリプ
仮想通貨WEBライター。元ネットワークエンジニア。 2018年7月に某IT企業を退職して独立、フリーライターに。 仮想通貨、ブロックチェーン関係の記事を幅広く執筆。 好きな仮想通貨はイーサリアム。最近はdAppsにハマっている。 仮想通貨歴: 2017年4月~ 1BTC=13万円の時に初めてビットコインを買うも、0.5BTCしか買わなかったため後に激しく後悔することとなる。