アトミックスワップで取引所不要!最新の仮想通貨の取引方法

アトミックスワップで取引所不要!最新の仮想通貨の取引方法
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これまではある仮想通貨を別の仮想通貨に交換しようとすると取引所などの中央管理者を介する事でしか交換出来ませんでした。従って、今年の2月頃に起こったcoincheckのネム流出事件のように、取引所の管理が甘かった事により自分達の資産を失ってしまう、と言ったリスクがありました。

(このケースではブロックチェーンの「過去の取引履歴は改ざん出来ない」という性質からハッキングした形跡が全て残っていたのでcoincheckは流出した全てのネムの相当額を顧客に返金しました。)

先程のcoincheckのケースでは、通貨のネムの方は問題なかったのですが取引所であるcoincheckの管理が問題になりました。
今、仮想通貨全体の市場規模も40兆円を超える規模になってきており、メジャーな仮想通貨だけでなく、それを使ってマイナーな通貨に対して交換するニーズが増えてきています。

アトミックスワップとは

今注目されている技術がアトミックスワップです。元々は「アトミック」は複数の操作を一つのシステムに見えるものの意味、「スワップ」は交換するという意味になります。

仕組み

異なった二つの仮想通貨を取引する為にはどうしても第三者に仲介してもらわなければなりません。しかし、先程のcoincheckの例のように取引所自体を信用出来るか、という事が問題になってきます。

そこでアトミックスワップの技術を使って第三者を介さずに異なる仮想通貨間での取引が出来るようになりました。スマートコントラストを使って一方の通貨が相手に渡ったと同時に相手方の通貨も自分のウォレットに入金するような仕組みを作ります。この仕組みをHTLC(Hashed Time Lock Contract)と言います。

アトミックスワップのメリット

アトミックスワップに期待されてあるメリットとしては以下のものが挙げられています。

    ・異なる仮想通貨同士で取引が可能
    ・第三者の仲介を省ける
    ・取引速度が向上
    ・不正な取引のリスクが減る

アトミックスワップの問題点

逆に今問題とされているのは以下になります。

    ・送金速度が遅い
    ・手数料がかかる
    ・対応可能な仮想通貨が少ない

現状ではビットコインとライトコインをアトミックスワップさせるのにかかる時間は1時間くらい、と言われています。また、取引所を支払う手数料などは不要なので中抜きされるようなコストは発生しませんがそもそもアトミックスワップ自体がまだ新しい技術になりますのでそもそもの取引コストはまだ高くなっております。

アトミックスワップの将来性

Altcoin.ioという分散型の取引所がもうすぐ出来ます。分散型の取引所はいくつかありますが、この取引所はアトミックスワップ専用の取引所となっており、現在は試用運転中ですが約80銘柄超の通貨が登録されております。

Altcoin.ioのHPはこちら

また、Blockstream社のMow氏もアトミックスワップの将来性を期待しております。

例えば銀行のシステム、銀行間送金、証券取引所、仮想通貨取引所など、あらゆる金融インフラをより合理的に見直すことができる。金融インフラはブロックチェーンを使うことで透明になり、効率的になり、第三者が監査可能となり、即時決済が可能となり、煩雑な手続きを省略できるようになり、しかもより安全になる。「例えば、仮想通貨取引は、従来のシステムから、(ブロックチェーンの2nd Layer技術である)Lightning Network上のアトミックスワップに置き換えることが可能だ」。

(引用;https://jp.techcrunch.com/2017/12/12/tctokyo2017-blockstream/amp/?__twitter_impression=true

アトミックスワップを成功させた仮想通貨

現在、アトミックスワップを成功させた通貨は以下のようになります。

    ・Bitcoin(ビットコイン)
    ・Litecoin(ライトコイン)
    ・Monacoin(モナコイン)
    ・Decred(ディークレッド)
    ・Vertcoin(ヴァートコイン)
    ・Viacoin(ヴァイアコイン)

モナコインはアトミックスワップが成功した事で価格が急上昇しました。

アトミックスワップが出来るようになると通貨間の行き来が簡単に出来るようになりますので例えば普段は汎用性の高いビットコインで保有しておいて決済はライトコインで、というようなそれぞれの通貨の特性に合わせた目的で使う事が出来るようになるかもしれません。

まとめ

今、仮想通貨は急速な発展に伴いスケーラビリティの問題などが出てきております。この問題に対しては従来ブロックチェーン上で行なっていた取引をそれ以外のオフチェーンでの取引を行う、という方法があります。
これはこれまでのcoincheckのような中央集権的な取引所で行っていたのですが、最近ではAltcoin.ioのような分散型の取引所も出てきております。それはライトニングネットワークなどの技術によって支えられたものになります。

アトミックスワップはまだ出来たばかりの技術で問題も山積みですがとてつもない可能性を秘めた技術ではないかと思います。

 
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