仮想通貨取引所DMM Bitcoin(DMMビットコイン)についてわかりやすく解説

Bitcoin(ビットコイン)を初めとした仮想通貨はその普及と話題性によって、現在世界中から注目を集めています。
仮想通貨の普及と共にその市場が拡大しているのが「仮想通貨取引所」です。
その多くある仮想通貨取引所で現在注目されているのが「DMMビットコイン」です。この取引所はアルトコインでレバレッジ取引ができる(後術に解説あります)ので特に注目されています。
ここではそんな仮想通貨取引所の一つであるDMMビットコインについての基本情報や登録方法などを、わかりやすく解説します。
【1】DMM Bitcoin(DMMビットコイン)とは
①DMM Bitcoin概要
仮想通貨の代表的な銘柄である「ビットコイン」を初めとした7種類の仮想通貨を取り扱う「仮想通貨取引所」です。
他の仮想通貨取引所と同様に、24時間365日取引できます。
2017年12月に株式会社DMM FX ホールディングスが運営を開始しました。現在は、代表取締役 田口仁氏の率いる株式会社DMM Bitcoinが運営しています。
幅広いコンテンツを扱う企業としても認知度の高いDMMが株主ということもあり、開設から大変注目され、そのサービス概要や特徴など、仮想通貨ユーザーのみなならず、メディアなど様々な角度から注目されている取引所と言えます。
また、取引所を利用する上で、安全に資産を管理してくれるかどうかは重要な点です。セキュリティ面に力を入れているDMM Bitcoinは、コールドウォレットによるオフライン保管を徹底しており、安心・安全な取引所の一つであると考えられています。
②DMM Bitcoinの取り扱い銘柄
取り扱っている仮想通貨の銘柄は、仮想通貨の代名詞的存在の「Bitcoin(ビットコイン)」、世界第2位のシェアを誇る「Ethereum(イーサリアム)」などを初めとした計7種類の銘柄を取り扱っています。
以下は取り扱い銘柄になります。(()内は読み方と略語)
・Bitcoin(ビットコイン/BTC)
・Ethereum(イーサリアム/ETH)
・NEM(ネム/XEM)
・Ripple(リップル/XRP)
・Etherem Classic(イーサクラシック/ETC)
・Litecoin(ライトコイン/LTC)
・Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ/BTH)
DMM Bitcoinは有名人のCM起用などでも話題になり、その認知度は日に日に増しています。有名モデルのローラさんを起用したことでも話題になっていました。
【2】DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のメリット

DMM Bitcoinについての基本的な情報がご紹介できたところで、次に利用するにあたってのメリットをいくつかご紹介します。
①アルトコインで最大5倍のレバレッジ取引ができる
レバレッジ取引とは、取引所に証拠金(取引所に預ける預託金)を預け、その預けた金額以上の取引が可能であることです。DMM Bitcoinのレバレッジの倍率は最大5倍です。
例えば、DMM Bitcoinではアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称であり、一つの仮想通貨ではありません)で5倍のレバレッジ取引を行った場合、100万円の資金で500万円分の取引が可能となります。
これによって少ない資金でもレートの高い取引を行うことが可能です。
他の取引所ではアルトコインのレバレッジ取引が行われていないので、これはメリットと言えます。ただし、レバレッジ取引にはロスカットがありますので注意が必要です。(デメリットを参照)
②安全・安心のセキュリティ
仮想通貨を取引する上で絶対的に気になるのは、セキュリティの面です。
仮想通貨取引所がどのような管理方法を行っているかが重要視され、中でも「ゴールドウォレット」で管理しているかどうかがポイントになります。
ゴールドウォレットとはインターネットから完全に切り離されたウォレットのことであり、簡単に言えばコールドウォレットは非常にセキュリティ性が高い仮想通貨の保管方法として使われています。
DMM Bitcoinはそのゴールドウォレットで管理しているので、セキュリティ対策を行っていると考えることができます。さらに、DMM Bitcoinは、より高い安全性を実現するために、ログイン時の二段階認証に生体認証機能を実装しました。
仮想通貨の資産管理において、二段階認証のセキュリティは必須です。DMM Bitcoinでも、SMS認証、アプリ認証、メール認証の3種類の認証方式が提供されていました。
そして、2018年夏、DMM Bitcoinは、Android版のみ生体認証の機能も実装しました。専用のアプリ(Polarify)を利用することで、指紋・声・顔のいづれかで認証を行うことができます。iphone版における生体認証は、準備が整い次第、実装予定とのことです。
③レバレッジ手数料を除いた各種手数料が無料で出金手数料なども無料
DMM Bitcoinでは各種手数料が無料となっており、余計な費用が必要ありません。DMM Bitcoinのアカウントへの日本円の入金方法には、オンラインバンキング口座からのクイック入金・銀行からの振込入金の2種類があります。
入金手数料はどちらも無料です。ただし、振込入金において、銀行の振込手数料は実費負担となります。また、コンビニ入金には対応していません。
取引所の手数料が無料であることは他の取引所も今では当たり前のように取り入れていますが、DMM Bitcoinでは日本円での出金手数料が無料であることが、特徴的です。
取引所によっては日本円での出金手数料が結構必要だったりするので、DMM Bitcoinの日本円での出金手数料無料はメリットと言えます。
④モバイルアプリ対応なので手軽に取引ができる
DMM Bitcoinはモバイルアプリに対応しており、どこでも好きな時間に取引を行うことができます。
またアプリの環境も良いので、読み込み時間で待たされることもなく、ストレスなしで取引を行うことができます。
トレード画面などの情報も見やすくなっているので、初心者の人も安心して使うことができます。
この図のようにいつでもチャートなどの最新の情報を確認でき、取引も行うことができます。
⑤365日24時間の充実サポート(LINEにも対応)
営業時間は土日も含めた年中無休の24時間体制で、意見や質問などの問い合わせ対応をしています。
公式ホームページの専用フォームからはもちろん、LINEでのお問い合わせも可能となっています。
参考①③④
(冷静と情熱のアイダ:https://hinemoto1231.com/investment/dmm-bitcoin)
参考②⑤
(DMM Bitcoin公式:https://bitcoin.dmm.com)
【3】DMM Bitcoin(DMMビットコイン)のデメリット
現在考えられるメリットは以上になりますが、デメリットはどうでしょう?
ここでは次にデメリットについて考えてみます。
①現物銘柄が少なく、「販売所」形式しかない
DMM Bitcoinでまず最初に挙がるデメリットは、現物銘柄が少なく、『販売所』形式しかない事です。
このデメリットの詳細を語る前に、まずは「販売所」「取引所」についてのご説明をします。
1.「販売所」「取引所」とは?
簡単に言えば、販売所はDMM Bitcoinとの、仮想通貨の売買を行うことであり、取引所とは個人(仮想通貨ユーザー)と直接売買を行うことです。
販売所ではDMM Bitcoinと仮想通貨の売り買いを行い、取引所では板(専用掲示板の様なもの)でユーザー同士の取引を行います。
「販売所」「取引所」の大きな違いは利用するにあたっての手数料が異なり、もちろんユーザー同士で行う取引所の方が安く済みますが、取引所では取引が成立しないといつまでも購入できなデメリットもあるので、状況に適した使い分けが必要になります。
2.仮想通貨を安く買うなら、「取引所」を使おう
上記の「販売所」「取引所」の違いを踏まえて考えると、やはり仮想通貨を安く買うなら、「取引所」を使うことをおすすめします。
取引所では様々なユーザーが取引を行っているので、需要と供給さえマッチすれば、納得した金額で購入することも可能なので、仮想通貨を購入時は「取引所」が使われることが多いと言えます。
DMM Bitcoinはこの取引所形式がないため、仮想通貨の購入は「販売所」でしか行えないため、そこが目立ったデメリットと言えます。
②レバレッジ取引におけるスプレッドが広い
スプレッドとは売値と買値の差の事で、実質的な手数料(メリット紹介した手数料とは意味合いが異なります)として支払うものです。
このスプレッドはFXなどでよく使われており、たとえば売値が100円で買値が105円ならスプレッドは5円(5%)となります。
DMM Bitcoinではこのスプレットが広く、各仮想通貨のおおよそのスプレッドを記載します。
・ビットコイン 約0.03~0.45%
・イーサリアム 約5%
・ネム 約12.5%
・リップル 約8%
・ライトコイン 約10%
他の取引所ではスプレッドが0%からのところもあるので、そう考えると若干高い印象です。
上記のメリットでも紹介しましたが、DMM Bitcoinではアルトコインでのレバレッジ取引にはメリットはありますが、ビットコインで考えるとデメリットと言えます。
ビットコインでレバレッジ取引を行うことを考えた場合、他の取引所なら15倍から25倍のレバレッジ取引を行うことができるので、ビットコインで大きな勝負をしたい人にはデメリットとして考えることができます。
③証拠金維持率75%で強制ロスカットされる
ロスカットとは仮想通貨取引の損失が一定数上回った場合に、保有している仮想通貨を強制的に決済することを言います。
例えば75%のロスカットの場合、1Bitcoinを100万円で買った後、仮に75万円に価値が下がった場合、1Bitcoin=75万円で売りの決済注文が出せれ、25万円の損失が確定することを指します。またロスカットが発動するとトレードを継続することができなくなります。
このロスカットが発生することによって、資産の損失を最小限に防ぐ働きがありますが、取引所によってそのタイミングは異なります。
DMM Bitcoinでは証拠金維持率の75%とされており、これでは大きな勝負に出た場合すぐにロスカットが発生しやすくなってしまうので、ハイトレードを好む人には不評となっています。
【4】体験、DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の登録口座開設と入出金やってみた
ここでは実際にDMM Bitcoinの登録方法・口座開設方法など一連の流れの解説していきます。
①登録方法
1.アドレス登録で仮登録を完了させる
DMM Bitcoinの公式サイトにアクセスし、メールアドレスの登録を行います。
口座開設をクリックしたあと使用するメールアドレスを入力し、認証作業を行って、送信をクリックします。
すぐに確認メールが届くので、リンク先からパスワードを登録すれば、仮登録の完了です。
2.再び公式サイトにアクセスし本登録する
アクセスすると、このようなお知らせが表示されているので、ここから本登録の手続きを行います。
登録画面に移動するので、ガイダンスに従って個人情報を入力します。
3.マイページに移動すれば本登録の完了
このように先程のお知らせが表示されてなければ、本登録の完了です。
モバイル版も登録方法の手順は同じです。
4.本人確認書類の提出・郵送物の到着
マイページにログイン後、契約締結前交付書面の内容を確認し、必要事項の入力を行います。この際に、本人確認書類のアップロード提出が必要です。
上記の入力作業が終われば、口座開設の審査後に、DMM Bitcoinより郵送物が届きます。郵送物に記載されている認証コードを入力すれば、口座開設の手続きが完了し、お取引開始となります。
5.口座開設について
DMM Bitcoinによると、口座開設にかかる日数は、最短2営業日です。しかし、お住いの地域が遠方であったり、お手続きに不備があった場合は、さらに口座開設が遅くなるケースが考えられます。
また、DMM Bitcoin側の都合により、口座開設の審査が遅い場合もあるようです。審査完了まで10日ほどかかったというお声も耳にしますので、2~3日で審査完了のメールが届かなくても、気長に待ちましょう。
②入出金手数料について
登録が完了すれば、次は実際の取引になります。
上記でもありましたが、DMM Bitcoinではレバレッジ取引以外にかかる手数料は無料となっており、入出金をよくされる人には、おすすめの取引所とも言えます。
③即時入金について
次に取引に必要な入金について解説します。
クイック入金(即時入金)とは、お持ちの金融機関のオンラインバンキング口座から24時間リアルタイムで資金が移動し、DMM Bitcoinのウォレット口座に即時に入金が反映されるサービスです。
提携銀行は約1000以上の金融機関に対応しています。入金を行うにはDMM Bitcoinへログインしマイページから行います。マイページ左のメニューバーから「入金・出金」をクリックし「日本円入金(クイック出金)」を選択します。
クイック出金を選択すると下記のマイメニューから下記の画面へ移動します。
銀行名と入金額を入力し、下部の「金融機関にログインする」を選択すれば、各金融機関のクイック入金ページに移動するので、手続き終えれば入金完了です。
クイック入金の場合、最低入金額は5000円以上、上限額は1億円未満と制限があります。5000円未満での入金を考えていらっしゃるのであれば、振込入金のみの対応になりますので、注意しましょう。
万が一、入金後のウォレット口座に金額がリアルタイムで反映されない場合、エラー等の可能性が考えられます。その際は、公式ホームページのお問い合わせより「入出金・入出庫について」を選択し、連絡をする必要があります。
④振込入金について
DMM Bitcoinでは銀行振込で入金を行うことができます。
銀行振込を行うには、DMM Bitcoinへログインしマイページ左のメニューバーから「日本円入金(銀行振込)」選択します。
選択すれば対応されている銀行口座が表示されるので、ガイダンスに従い入金したい金額を入金すれば完了です。クイック入金・振込入金とも、入金後は「ウォレット口座」に反映されます。アプリを含む取引画面に反映させるには、「口座振替」より「トレード口座」へ、ご自身でのお振替が必要です。
反映後の入金金額は、口座照会画面から確認を行うことができます。口座照会の見方は、DMM Bitcoinのアプリを立ち上げ、左上のハンバーガーメニューをタップ→「口座照会」です。
⑤出金手数料(日本円)について
DMM Bitcoinでは出金及び送金手数料が無料で行え、この点も他の取引所とは異なる特徴と言えます。
余分な費用が掛からずにすむことは、比較対象としても良い印象になると考えられます。
⑥出金(日本円)について
日本円の出金方法は簡単です。「マイページ」にログインし、「出金・出庫」→「日本円出金」より手続きが可能です。現在、トレード口座内にある資金を出金するには、ウォレット口座に振替後の手続きになります。
ただし、出金にかかる日数は、ご依頼後、銀行の3営業日以内でのお手続きです。他大手取引所に比べて、出金は遅いことで定評がありますので、すぐに出金をされたい方には不向きの取引所と言えるでしょう。
また、DMM Bitcoinがメンテナンス中、出金処理ができません。
⑦口座の解約
口座を解約する場合、まずは口座残高がゼロになっていることを確認します。まだ資金がトレード口座ないしウォレット口座に入っている場合、出金を行いましょう。
「お問い合わせ」より、「口座の解約について」を選択し、依頼を行うと完了します。
【5】DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の評判
DMM Bitcoinはできたばかりの新しい仮想通貨取引所ですが、気になるのはその評判です。
①アルトコインのレバレッジ取引にはおすすめ
上記でもありましたが、アルトコインのレバレッジ取引が行える取引所はまだ少ないため、アルトコインのレバレッジ取引に関しては、DMM Bitcoinはおすすめと言え、そのことからも現在注目されている仮想通貨取引所と言えます。
②DMM Bitcoinのユーザーの声
次に実際のDMM Bitcoinのユーザー意見をご紹介します。
・DMM Bitcoinのアプリ使いやすい!わかりやすい!FX感覚で操作できるのは非常に助かる!
・DMM Bitcoin口座認証したけどイメージはFX。ちょっとこれは取引所間の競争レベルのステージが変わった感ある。
・DMM Bitcoinのチャートが使えすぎてやばい!
一部の感想ですが、これらの声を確認することができました。
【6】まとめ
ここまでDMM Bitcoin(DMMビットコイン)の基本情報から登録方法までご紹介しました。
全体の印象としてはできたばかりの取引所と言うこともあり、手探りな印象もありますが、使いやすいモバイルアプリの対応や、手数料無料など様々なメリットがあり、初心者にもおすすめできそうな取引所です。
それでもなお、何かわからないことがあれば、LINEやお問い合わせフォームよりDMM Bitcoinに質問を投げかけることができます。専門のスタッフが24時間365日体制で、皆様からのお問い合わせに対応しています。
最大レバレッジが5倍なのでハイトレードを好む人には物足りないかもしれませんが、そうでない人には特に問題はなさそうです。
管理方法もゴールドウォレットによるものなので、セキュリティに関しても今のところは心配なさそうです。
仮想通貨の取引所比較
kousukeharuse
最新記事 by kousukeharuse (全て見る)
- ビットコインキャッシュ(BHC)はビットコイン(BTC)の変わりになるのか!?検証してみた - 2018年5月29日
- 仮想通貨を分析するなら!最新の仮想通貨ツール【SIGNAL(シグナル)】を解説 - 2018年4月23日
- bitbank(ビットバンク)ってどうなの?登録して仮想通貨を運用してみた - 2018年4月16日
-
前の記事
ビットポイン(bitpoint)について調べてみた 2018.04.12
-
次の記事
ジョージ・ソロスとロックフェラー財閥の参入で仮想通貨市場は盛り上がるのか? 2018.04.15