「忘却のサチコ」はグルメ漫画に金字塔を打ち立てた

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今回は「忘却のサチコ」という漫画を紹介します。

「忘却のサチコ」は、阿部潤先生作によりビッグコミックスピリッツで連載中の作品です。(現在は7月頃から休載中)

 

「忘却のサチコ」のあらすじ

中学館という出版社で文芸誌の編集の仕事をしている佐々木幸子は、多少融通が利かないところがあるものの曲がったことが嫌いで仕事の能力も高く、会社の同僚からも慕われている。

しかし、幸子は婚約者の俊吾に結婚式当日に逃げられてしまったことから心に深い傷を負う。

自分の元から去っていった俊吾を忘れられない辛い日々が続いていた幸子だったが、ある日美味しいものを食べているときだけは、俊吾のトラウマを忘れられるということに気づく。

その日から幸子の「過去のトラウマを忘却できるほどの美味しいもの」を求める日々が始まった。

 

「忘れるため」に食べるという設定の妙

「忘却のサチコ」ってグルメ漫画に金字塔を打ち立てたと言っても過言ではないと思っています。

「幸子は過去に婚約相手から逃げられたトラウマを忘れるために美味しいものを求める」という設定ってスゴい面白くて斬新だし、話がいくらでも自由に展開できるスゴい便利な発明だと思うんですよね。

料理バトルマンガや日常系料理マンガ、ラーメンやコンビニ食品など1つのジャンルに絞った料理マンガなどが出てきて、今料理マンガ界はまさに群雄割拠の状態ですが、その中でも「忘却のサチコ」は異色の存在感を放っています。

 

緻密な取材に基づいたとことんリアルなグルメ描写

「忘却のサチコ」の魅力はその設定の奇抜さだけではありません。毎回出てくるグルメや飲食店の描写がとことんリアルなんです。

幸子は編集者として取材のため全国各地を回ることが多く、「忘却のサチコ」には日本中のありとあらゆるグルメスポットが出てきます。

ご当地グルメにまつわる背景知識などもしっかり説明されているところを見ると、作者の阿部先生はかなり丁寧に取材をしているのだと思います。

緻密な取材に基づいたリアルな描写も、「忘却のサチコ」のグルメ漫画界での地位を確固たるものにしています。

 

幸子は結構モテる

主人公の幸子は堅物で一見男っ気が無いように見えるのですが、妙に周囲の男性にモテるんですよね。

中学館社員で幸子の後輩にあたる小林や作家の美酒乱薫をはじめとして仕事で知り合う男性には結構な確率で誘われています。同窓会で久しぶりに合った元クラスメイトの男にみんなの前でデートに誘われるという回もあります。そもそも俊吾に逃げられる前の二人の関係も、俊吾が幸子にベタ惚れしている感じですしね。

幸子は美味しいものを食べているときだけは表情がかなり柔らかくなり、本当に幸せそうな顔になります。

束の間に見せる可愛らしい表情と普段とのギャップが、男性にモテる秘訣なのかもしれません。

まあ、幸子普通に顔可愛いしスタイルもいいんですけどね。男性読者の中には幸子見たさにこのマンガを読んでいるという人も結構多いのではないでしょうか。(笑)

 

忘却のサチコでは幸子のもとから去ったはずの俊吾と街でばったり遭遇するというシーンがしばしばあります。俊吾は毎回訳ありの感じを醸し出して幸子の元から去っていくので、きっと結婚式から逃亡したのにも何か深い理由があるのでしょう。今後連載が再開した時にその辺の展開がどうなってくるのかというのも楽しみですね。

一味違うグルメ漫画を読みたいという人には、ぜひとも「忘却のサチコ」をお勧めします!

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シュン
23歳。2017年8月に当ブログを開設。1月の月間PVは14万ほど。 今興味がある分野は暗号通貨、分子栄養学、分子生物学など。